知っていることとわかっていること 20161112

いま地理学の授業を受けています。私の高校では地理を選択できなかったのと『高杉さん家のお弁当』という漫画を読んで面白そうだなと思いあこがれていました。

しかし実際受講してみるとイメージしていた(都市や経済などを扱う)人文地理学ではなくて自然地理学のなかの気候に関する分野でした。ちょっと違ったなあと思いましたが、教科書が地図帳だったことが気に入ったので受講を決めました。

 

この地理学の先生は、知識を実感として与えてくれる人だと思います。私たちが今まで生活してきて感覚的にわかっていることを「理論的にはこういうことです」と知識に結び付けて話されます。

たとえば、近くにいる学生を立たせて「あなたの着ているセーターは暖かいですか?」と聞き、彼女が暖かいと答えると「ざっくりと編んであって隙間もたくさんあいているのに、シャツより暖かいのはどうしてかというと、空気が熱を伝えにくいからです」と空気の断熱性の高さについて説明を始めます。

 

初めのころは「面白い授業だなあ」とぼんやり思っていましたが、面白く感じるのは内容がわかるからで、なぜわかるのかというと知識が現実の感覚につながるからだと気がつきました。

人に何かを伝えようとする時にはわかりやすさを心がけていましたが、その「わかる」ってどういうことなのかをはっきりイメージできていませんでした。知っていることとわかっていることは必ずしもつながっていなくて、それがつながると「面白い」が生まれるのだと思います。

理論的に説明できなくても「わかっている」ことがたくさんある、ということは今後のコミュニケーションの上で役に立ちそうだと思います。たくさんインプットして身近に感じてもらえる説明ができるようになりたいです。

 

せみ